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2012年5月9日水曜日

Eco toilet - NHK WORLD RADIO JAPAN - Script

『NHKワールドラジオJAPAN』に紹介された、シャンティ山口の佐伯昭夫さんの『エコフレンドリートイレ』の日本語訳です。
japanese script of "eco-friendly toilet" of mr.teruo saeki, shanti yamaguchi foundation, introduced on nhk world radio japan.





NHK WORLD
2012319日 NHK RADIO JAPAN 放送 日本語訳 
翻訳「IIMURA HIROSHI THAIRAND

みなさん、こんにちは。
NHKラジオジャパンが興味深い内容について、ご紹介致します。
リスナーのみなさま。

現在タイにおいて、エコフレンドリートイレが、町から遠く離れた山奥の村で、たくさん設置されています。
このトイレは人間の排泄物を液状に変え、堆肥と燃料用ガスとして活用しているのです。この堆肥を生産し、環境を改善するトイレを設置し、またより環境にやさしくなるように改良しているのが、日本人の佐伯昭夫さん、67歳です。

今日はこのエコフレンドリートイレがどのようなものなのかについて、佐伯さんがこのトイレを推進した理由も含めてお話しいたします。
佐伯さんはこのエコフレンドリートイレの設置、点検および修理のため、タイ北部の山脈にあるモン族の村、ホイプム村に半年以上滞在します。

佐伯さんのお話です。
「1月の24日から2月の17日までは、トイレの最終、、、」今年は1月から2月まではトイレの設置を行い、3月からは今後のトイレ設置について村民と話し合いを始めています。
村人達が私のところを訪ねて来て、トイレについて話すのは、何より楽しいことです。佐伯さんがエコフレンドリートイレ作りに使う資材は、すべて現地で調達できるものです。そして村人が協力し合い、自分たちでトイレの設置を行うのです。

それにより資材の費用を抑え、また建設会社の職人を雇わないことで人件費がゼロになるのです。トイレの設置は最低限の資材で行うため容易で、またそのプロセスも最短期間でできるようにデザインされています。

エコトイレの設置プロセスですが、まずはトイレからパイプをつなげて直径1.5メートル、深さ2メートルの円柱型の槽に入るようにします。このような槽が5つあり、排泄物が移動するようにパイプでつながれています。
排泄物が直接流れ込む第1槽の蓋には、排泄物から発生するメタンガスを集めるために、管が取り付けられています。そしてこの管が屋内のガスコンロにつながれています。このガスに火をつけると大きな黄色い炎が上がり、調理に使うことができるのです。

第2槽から第5槽までは微生物が自然に発生し、排泄物の分解が行われます。
排泄物は密閉した中で約1ヶ月おかれるので、大腸菌などの好気性の細菌や病原菌などは全て死滅するため、人体に対する危険がありません。
排泄物は第5槽に到着するころには澄んだ液体となり、これは窒素およびリン酸やその他の養分が豊富なので、堆肥として適しており、パイプで村内の農地につながれています。



佐伯さんのエコフレンドリートイレができる前は、村人が穴を掘ってトイレとして用いたり、またトイレが無い家もたくさんありました。
そのため村中に悪臭が漂い、常にひどい下痢や伝染病に感染している村人が絶えませんでした。しかし佐伯さんのトイレができてからは、これらの疾病が半分以下に減りました。そのため村人達は佐伯さんに大変感謝しています。

「アンケート調査で健康調査とかやってるんですけど、その中で当初、、、」私がアンケート調査を行った結果、このトイレができてから健康状態が良くなった、ひどい下痢や感染症も無くなったという意見が多く得られました。
その他に、堆肥もたくさん得られ、畑にもたくさんの野菜を植えることができるという意見もみられました。
村人の一人は、今までトイレが無かったため、恥ずかしくてお客さんを家に招くことができませんでしたが、トイレができたからは、両親や親戚などを泊めることができるようになり、楽しいお正月を過ごすことができた、と言っています。

佐伯さんは元山口県の職員でダムや発電所等の管理業務を行っていました。
1993年にモン族の村の自立を支援するために山口の地域から発信するNGOとして結成されそのメンバーの一員として活動を続けています。
佐伯さんは当時を振り返って、1996年の6月の雨期の時に訪れた、ある村で
遭遇した出来事に大変驚いたと言っています。

「道は水浸しで、そういう中で子供がねぇ、、、」道が水浸しになっている時に、子供が水遊びをしていたのですが、よく見ると排泄物がたくさん浮かんでいました。   その中で子供達が遊んでいるのを見て、私は大変驚くとともに、このような環境が伝染病の多い原因だと考えました。

私はそこでその水をサンプルとして採取し、水質検査を行いました。その結果、大腸菌や病原菌そして油さえも検出されました。到底飲用に適した水ではありませんでした。トイレからあふれ出た汚物の対策を行わなければなりませんでした。

佐伯さんがどのようにして、 配水管も電気も無い貧しい村に清潔なトイレを設置することができたのでしょうか。
佐伯さんは、日本に帰り問題の解決策を考えました。そして佐伯さんの子供の頃のある思い出がアイデアの元となったのです。佐伯さんは山口県の農家で育ちました。子供の頃、人の排泄物を田んぼの片隅にある肥溜めの中で発酵させて堆肥に変えていました。
この肥溜めは日本で古くから用いられていました。地面に穴を堀って水瓶を埋め込み、その中に排泄された物は微生物によって分解された後、堆肥として使用されました。

そこで佐伯さんが考えたのは、もし現代的な肥溜めをモン族の村に設置し、排泄物を堆肥に変えて有効的に再利用することができたら良いのでは、ということでした。そこですぐに研究を始めたのです。

2002年より現地で実際に実験を繰り返し、そして遂に2005年にエコフレンドリートイレの第一号が出来上がったのです。
その当時から村人も参加し、熱心にトイレ設置に努力しました。そしてエコフレンドリートイレはホイプム村内および近隣の村に44カ所設置されています。
またこれから1年の間に更に23カ所のトイレを設置する予定です。
このエコフレンドリートイレの設置を推進するだけでなく、佐伯さんは村人達にトイレの作り方も指導しています。
前述の44カ所のトイレのほとんどは村人達が佐伯さんの指導の下に作リました。村人が資材を調達し、協力し合って設置したのです。

佐伯さんが推進しているのはエコフレンドリートイレだけではありません。
農業についての助言も行っています。

村人は山の斜面でトウモロコシを栽培していますが、無計画に木を切り倒して畑を広げたため、昨年の雨期の大雨により、木がなくなった斜面の土砂が崩れ、村の人家が一軒破壊される被害を受けました。

佐伯さんは村人と、どのようにしたら状況が良くなるかについて話し、山の上に木を植えることになりました。植林するのは収入源となる木で、ゴムの木やマンゴーなどの果樹などです。
佐伯さんと村人達は苗木小屋を作り『農業センター』と名付け、300本以上の苗木を育てています。
そしてエコフレンドリートイレからの堆肥を用いています。
今年と来年は、どの種類の木がこの地域の気候に適し、果実が良く実るかということを実験します。そして再来年より本格的に苗を植林する予定です。

佐伯さんは「なぜ苗を育てることから始めたかというと、やっぱり人はね、、、」なぜ我々は苗を育てることから始めたかというと、人は種から自分で育てた苗木というものを大事にし、世話をするもので、そこが買って来た木を植えるのと異なるところです。買って来た木であれば、育ちが悪ければ簡単に切ってしまいます。

私ができることは手助けすることだけです。
その後は村人達が自分達で道を切り開いて行かなければならないのです。
もし村人が忍耐強く、自信を持てば、明るい未来が開かれるのです。
 
以上が佐伯昭夫さんが、タイの北部の山岳少数民族の村に設置したエコフレンドリートイレの話です。

2012年4月16日月曜日

Eco toilet - NHK WORLD RADIO JAPAN



































山口県のNPO『シャンティ山口』の理事である、佐伯昭夫さんが考案し、タイのパヤオ県のモン族の村にたくさん設置されている『エコトイレ』が、2012年4月19日に『NHKワールドラジオJAPAN』に紹介されます。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/radio/program/index.html

mr.teruo saeki, a director of "shanty yamaguchi foundation" invented "eco-friendly toilet" and has installed lots of toilets for hmong villagers, phayao province, thailand. his excellent toilet is going to be introduced on "NHK WORLD RADIO JAPAN" on april 19, 2012.
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/radio/program/index.html

佐伯さんの『エコトイレの神様』として活動は、東京新聞にも紹介されました。
http://roongaroonenvironmentjp.blogspot.com/2012/03/god-of-eco-toilet.html

he was also introduced as "god of eco toilet"on "tokyo newspaper".
http://roongaroonenvironmentjp.blogspot.com/2012/03/god-of-eco-toilet.html
http://roongaroonenvironment.blogspot.com/2012/03/god-of-eco-toilet.html

2012年3月26日月曜日

佐伯さん『エコトイレの神様』"God of Eco toilet"
























山口県のNPO法人シャンティ山口では、タイのNGOシーカーアジアとともにタイの山岳小数民族支援を行っています。

シャンティ山口の理事、佐伯昭夫さんは山岳民族の村の衛生的環境を改善のために『エコトイレ』を考案し、すでに村の中のたくさんの家に設置されました。

"shanti yamaguchi" is japanese npo which is counter part of thai ngo "sikka asia". they have been supporting a life of hill tribe villagers in northern thailand. mr. teruo saeki, director of "shanty yamaguchi", designed "eco toilet" to improve the life of villagers. many "eco toilets" have already been installed in the villages.


佐伯さんのエコトイレは非常に無駄のない設計です。まず糞尿の嫌気発酵により発生したメタンを調理に用います(一部設置)。その後、数槽の嫌気槽で殺菌、有機物の分解後、畑に浸透させると残りの有機物を土中の好気性微生物が分解します。そしてこの嫌気槽からの有機物が肥料となって、畑には青々として野菜が実ります。

mr.saeki's eco toilet make importance on effective use of resources. it even gathers methane gas from first anaerobic reactor and use it for cooking (only some toilets). after most of bacteria were killed and some organic matters might be decomposed in the next septic tanks, the septic water rich of organic matter permeate fields. microorganisms in the soil degrade the organic matter into compost to grow vegetables.


電力等、一切の動力を使用せず、嫌気-好気による効率的な水質浄化が行える素晴らしいシステムです。

this excellent and simple water treatment system works effectively by anaerobic-aerobic microorganisms collaboration without electricity or any other energies.


佐伯さんは、なぜこのようなシステムを考案することができたのか?それは日本人特有の『モノを大切にする心』によるものだと思います。トイレの汚水ですら無駄にせず、ガスと野菜をまで作ってしまう。ノーベル賞平和賞を受賞したワンガリ・マータイ博士も感銘を受けた『モッタイナイ』の精神です。

why mr.saeki could create such a fantastic system? i think his idea were from "spirits of taking care of things" that all japanese had ever had before. the effective utilization of waste water to make gas and vegetables. dr.wangari maathai, nobel peace prize winner and environmental activist, were still impressed with our "mottainai" spirits.


それと佐伯さんのエコトイレのもう一つの素晴らしさは、エコトイレの設置を住民とともに行っていることです。住民はエコトイレを作る方法を学ぶので、今後自分たちだけでも設置できるのです。何ときめ細かく、暖かく、住民主体のプロジェクトなのでしょうか!

the other excellence of the project is to build all eco toilets by mr.saeki and villagers. so all of them can learn how to make it by themselves. this project is managed directly by local residents. what is a carefully and warmly project it is!


以上のような『モノを大切に』し、『未来につなげる』教育的側面を持つエコトイレについて、徳島大学の大橋眞博士が国際保健医療の2012年3月号に論文を掲載されています。(近日中に学会HPにもUP)UPされましたら、学会のHPも追加したいと思います。

eco toilets also has educational aspects to improve "spirits of taking care of things" and transmit to "next generation". dr. makoto owhashi's paper is going to be published on "japanese association for international health", march 2012.


科学も技術も最初に『心』ありき。

現代の『心』を失った科学技術により生み出された怪物の一つが収束の兆しも見えない『原子力発電所』なのです。

heart comes first for science and technology.

"nuclear power plants" are huge monster created by scientific technology without "heart". 1 year past, still far from under control.


規模こそ異なりますが、この佐伯さんの『エコトイレ』と『原発』の『心』の差を感じていただきたいと思います。

nuke is bigger than eco toilet. but i would like you to see the difference of "heart for science and technology" between "mr.saeki's eco toilets and nukes".